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「木造住宅の耐震改修費用ってどのくらいかかるのでしょうか?」 この質問が耐震相談で最も多いものでしょうか。 実態としては、いろいろなケースによって皆違うのですが、かといって目安となるものがないと改修工事をするにも検討しようがないと言われます。 目安としては、(財)日本建築防災協会の「木造住宅の耐震改修費用調査委員会」がまとめたリーフレットによる見積りの概要があります。 これによると、 耐震改修費用 = 27,000円 × 補強する評点 × 延床面積 (㎡) ということで、例えば、現状の耐震診断による評点が 0.5 の 場合で、評点を 1.0 まで上げるとして 100㎡ の家だとすると 27,000円 × ( 1.0 - 0.5 ) × 100㎡ = 135 万円 ということになります。 これは、あくまでも改修工事による純然たる費用の平均的なものなので、建物の状況 (建築時期や劣化の度合いなど) や改修方法、その他のリフォーム 工事などが有る場合などでも変わってきます。 又、耐震工事と一概に言いますが、壁の補強方法でも外側から行う方法や内部から行う方法でも違いがありますし、基礎や小屋 (天井) などまで補強す るケース、窓を減らして壁を増やす場合なども費用が異なってきます。 ですから、指標として見るのであれば、そうした要素を含めた補強工事による費用 の基準があると良いと思います。 私の経験値で分ければ、補強部位単位での基準価格の目安としては下記のようなものでしょうか。 |
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しかし、これらの補強内容だけでなく劣化の改修 (柱 ・ 梁材の交換、雨漏り補修) や工事の方法 ・ 期間などによっても費用が増えてしまう場合があります ので、こうした点も含めて事前見積りと追加工事のケースなどを詳しく説明してくれる業者や設計士 (耐震診断士) に相談できるのが理想です。 時間をかけてじっくり検討してもらえる専門の診断士を見つけてください。 一番確実なのは、各市町の耐震相談窓口に診断依頼することですが、 「 (財)日本建築防災協会 」 の登録耐震診断士 や 「 公益財団法人 東京都 防災・まちづくりセンター 」 に登録されている耐震診断建築士事務所 なら間違いないと思ってもらって良いでしょう。 公益財団法人 東京都防災・建築まちづくりセンター Web 登録事務所名簿の公表 |
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又、耐震改修工事を行った場合には、固定資産税や所得税から減税される制度もありますので、こうした内容についても事前に説明してくれるような丁寧な 対応をしてくれるところが良いです。 |
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