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「耐震+緑化システム」 とは、建築物に外付け耐震補強金物を取り付け耐震補強し、
露出する補強金物により損なわれた景観を、緑化することで、
見た目の悪さを改善すると共に、建築物の環境性能も改善させる技術です。
【 安心・安価 】
【 美麗な外観 】
【 省エネ(エコ) 】
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本システムの耐震補強部の工法は、外壁面の横架材(梁,桁,胴差)及び基礎にワンサイドボルトを装着し、これにターンバックル付ブレースを取付ける
耐震補強工法です。 居住空間に関与せず、外装材もそのままに施工するため、仮設,修復,仕上げ工事もほとんど必要なく、住んだまま工事ができる、
簡易で低コストな耐震補強工事です。 |
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1.工法の特徴
● 外装材の種類によらず、外部から取付け工事可能 ● 補強しづらい窓位置にも取付け工事可能 ● 工事費が安価。
● 昔の古い家に多い、無筋コンクリート基礎にも対応可能 ● 施工工期 (工事日数) が短い
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2.適用範囲
● 構造種別 : 木造建築物 ● 階数 : 2階建て以下 ● 延べ床面積 : 500㎡ 以下 ● 最高高さ : 13m 以下 ● 軒高さ : 9m 以下
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3.耐力強度実験の実施
本工法は、名古屋大学内にて耐震強度実験が行われており、補強することにより、壁倍率 2.5~4.5 の値が出ることが確認されております。
※ 耐力強度実験の様子と試験データ
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上記の耐震補強をすると、外側に補強金物が露出してしまい、景観を損ねてしまします。
そこで、露出した補強金物部分に手を加えることによって、緑化し見た目の悪さを改善できます。
緑化することによる効果
・省エネ効果
壁面を緑で覆うことにより、夏期は建物の蓄熱を抑え、壁面緑化を施した建物の室温は約2度も
下がります。 また、二酸化炭素(CO2)の削減にも微量ながらつながります。
夏涼しく冬暖かい、「緑の断熱材」は空調の消費電力を抑え、省エネルギー効果をもたらします。
・ヒートアイランド現象の緩和
自動車や建物から放出されるおびただしい熱や、地面がアスファルトやコンクリートなどで覆われ
たための反射率の低下、地表面の熱吸収量の増加による高温化と熱輻射の増大や、温度調節
機能をもつ緑地の喪失などがヒートアイランド現象が起こる原因とされています。
建物緑化は水分蒸発による冷却作用や建物の遮熱効果により、建物の熱排出を抑え、
ヒートアイランド現象を緩和します。
・癒しの効果
緑には見ることで目の疲れを少なくし、ストレスを解消する効果があります。
コンクリートや鉄の冷たい人工感を和らげるとともに、建物の奥行き感を創出し、人々に安らぎ感
をもたらします。
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STEP.1 〈 耐震補強工事 〉
耐震補強設計により判断された、補強箇所の横架材及び基礎にドリルで穴を空けます。
横架材部には専用座金を設置し、穴を空けた箇所にボルトを挿入し固定します。
固定したボルトに、所定のブレースを対角にあてがい、ターンバックルで長さを調整してボルトに
はめ込みます。 |
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STEP.2
ブレースをはめ込んだボルトにホルダー金物をはめ込み、座金を当ててナットを締めます。
ブレースのターンバックルを用いて、ブレースに緩みがないことを確認します。
確認後、ボルトの周辺を防水養生します。
以上で、耐震補強工事は完了です。
STEP.3 〈 緑化工事 〉
ここからは、緑化するために部品を設置していきます。
先ほどはめ込んだホルダー金物にネットを掛けるための竿を差し込み固定します。
縦方向は指定の金物で固定します。
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STEP.4
固定した竿に、指定のネットを掛け固定し、完成です。
設置したネットの下部にプランターや花壇などを設置します。
プランターにゴーヤやヘチマなどの蔓系植物を植え、ある程度成長したらネットに蔓を絡ませ、
2ヶ月程度で 「緑のカーテン」 が完成します。
これにより、緑化の効果(省エネ,ヒートアイランド現象の緩和,癒しの効果)を得られます。
後は、従来のガーデニングなどと同様で、楽しみながらお手入れをしてください。
また、他の花や緑を植栽して頂ければ、よりいっそう楽しめると思います。
※ 参考Web : 「 花と緑の植物図鑑 蔓性植物 」 |
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「耐震+緑化システム」 について、ご不明な点やご興味がある方はもちろん、将来的に検討する可能性がある方も、お気軽に お問い合わせください。 |